本協会の主催している「協働のためのアサーション・トレーニングCAAT」では、16人~24人の多様な社会文化的背景をもつ参加者が、それぞれの思いを語り、多様な動きしながら、他の参加者の中に新しい刺激を生み出し、その相互交流が新たな言葉や動きを創り出していくことがあるようです。
それは、CAATの最後に参加者の皆さんの「ふり返りのアンケート」で知ることができ、参加者同士が他の人々と主催者への「種まき」とも言うべき刺激をくださっているように思います。
ここでは、研修の第2セッション「ものの見方考え方とアサーション」で伝えている「『違い』は『間違い』ではない」に関するアンケートに書かれた思いを要約した形で紹介したいと思います。
・違いがあるからこそ、伝え合うことが大切。
・違いによる葛藤を引き受けてコミュニケーションを続ける。
・「『違い』は『間違い』でではないということは、一人ひとりが自分の専門家だ」ということ。
・合意を急がず、葛藤を抱えながらアサーションを続けたい。
・違いを尊重し合うことが協働。
・「あなたは正しい、でもやさしくない」と言われたことがある。やさしいことは、正しいことより大切なのだ。
・「アサーションしない権利」は、「己を慎むこと」
・「モヤモヤ」をアサーティヴに伝えたい。 …などなど。
CAATでの一人ひとりの姿を思い出しながら、書かれたことに私なりの意味を見
出し、納得し、励まされています。皆さんと分かち合いたいと思いました。
次回の第24回CAATは、2023年11月18-19日(土・日)、京都で開催されます。
ご参加を歓迎し、期待しております。
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